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12月18日

2018.12.18 Tuesday 16:41 | comments(0) | kpmi0008

掲載した写真の左端は、食虫植物の一つであるウツボカズラです。甘い香りのする蜜で昆虫をおびき寄せ、昆虫が蜜壷の内部に入ろうとすると、足を滑らせて底に落ちます。底の部分には消化酵素を含む液体が入っていて、それによって昆虫は消化され、やがてウツボカズラに吸収されていきます。

 中央上段の写真は、チョウチンアンコウです。「チョウチン」という名前が付けられているように、頭上には、先端部分が光るフサのような突起物が生えています。この光に集まってくる小動物、または、それを捕食するために近寄ってきた魚などをパクリと食べます。

 中央下段の写真は、マーゲイというネコ科の動物です。マーゲイは鳴き真似が上手で、他の動物の赤ちゃんの泣き声を真似て出すことができます。木陰や草陰でそのような声を出すと、近場に居た親動物が自分の赤ちゃんが居ると思って近寄ってきます。マーゲイは、それを捕まえて食べます。

 このように、甘〜い誘惑をすることによって相手をおびき寄せ、油断して近寄ってきた獲物を襲うという生存戦略は、多くの動物や植物に見られます。たいへん残酷なやり方に見えますが、人間にもこのような生存戦略が本能として仕組まれています。いや、最も残酷なことをするのは人間であると思われます。

 右端の写真は人間の例です。「美味しいですよ」とか「健康に良いですよ」などと言って、人工的なホルモンを多く含む牛乳や牛肉、トランス脂肪酸や色々な添加物の入ったパンなどを幼少期から日常的に食べさせます。それによって、病気に罹りやすい体質を作り、がんや心臓病、糖尿病などの生活習慣病に罹るのを待ちます。そして、早期発見・早期治療が大切であると啓蒙し、一人でも多くの病人を拾い上げるために検診を勧めます。病人を見つけたならば、病気を治すと言って、正しい食習慣や食事の指導ではなく医薬品を与え続け、或いは不自然な治療行為をし、それによって医療費を取り続けるというやり方です。
 これは、現代の医療に関わる全ての業界のコンセンサスを得たやり方です。しかし、人間社会において、こんな生存戦略を当たり前のものにしてはいけません。病気で辛い思いをする患者の気持ち、ご家族の気持ちをよく考えなければなりません。もっと人の痛みや悲しみを分かるようにならなければいけません。

 ひと昔前の日本は、他人にも優しく、今のような病気や犯罪も少なく、世界から尊敬される国でした。それが当たり前であった日本社会を取り戻したいと思うのです。

 

 

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